老眼は一度起きてしまうと治らないものと諦めるのは早いです。たしかに治るものではないものの、進行を遅らせることは可能です。何もしなければどんどん進行してしまう老眼を、簡単ツボ押しで対策しましょう。
老眼対策できる「手のツボ」
手にたくさんあるツボの中でも、特にどこでも簡単に出来るツボ押しが「爪もみ」という方法です。実際にツボを刺激しようとしても、手のように範囲が狭い部分だとどこを押していいのか分からないという方も少なくありません。爪もみは、指先をもむことでツボを刺激する方法なので、不器用な方でも簡単にできます。
爪の生え際あたりの左右それぞれ2か所を反対の親指と人差し指で挟み込みます。つまんだ状態のまま小指を20秒、そのほか薬指、中指、人差し指、親指は10秒ずつつまみます。そのままつまんだままでもいいですし、何度も押したり離したりと刺激を与えてもいいでしょう。
1日に2~3セット行ってみてください。慣れるまでは痛みを感じることもあるようですが、それはツボ押しが効いている証拠です。
それから「老眼点」という驚きの名前のツボもあります。手のひらの小指の付け根にあるツボで、ちょうど真ん中部分にあります。ストレートに老眼改善に繋がるツボなので、こちらも毎日優しくツボを押しましょう。
あとはツボの中でも特に有名な「合谷」というツボがあります。手の甲側で、親指と人差し指の骨が交わる部分で、その分かれ目のところのくぼんだ場所にあるツボです。
このツボは老眼対策に効くのはもちろんですが、体全体の活力がそのツボを押すことで刺激されると言われるほどのツボと言われています。指の腹を使ってゆっくり押していきましょう。リズムを付けて押したり離してみてもいいかもしれません。心地いいと感じるぐらいの強さで刺激します。エネルギーが湧いているツボなので、老眼以外にも体の健康のためにもぜひ続けてみてください。
老眼対策できる「顔のツボ」
顔にもたくさんのツボがありますが、老眼対策のツボとしておすすめしたいのがおすすめしたいのが「太陽」というツボです。
太陽には私たち人間の命のエネルギーと言われる気が通る場所と言われているツボで、ここを刺激すると視界がクリアになることをすぐに実感するはずです。強く押しすぎるのは良くありませんので、コツとして最初に人差し指の腹をあてて、その上に中指の腹を乗せます。これで安定するでしょう。
場所は眉尻から目じりを直線で結んで、そこから指1本分外側にあるツボです。優しく押してみるとくぼんでいるのですぐに分かります。左右それぞれにあるツボなので同時に刺激していきましょう。押したり指を離したり、これを時間にして1分前後続けます。これを1セットとして5回繰り返してください。くれぐれも力を入れすぎないように中止ましょう。
この太陽というツボはすぐに効果を体感できるものの持続性がないという特徴を持っているので、出来れば気づいたときに刺激するようにしてください。
太陽のツボとセットで刺激したいのが「脳空」のツボと言われています。頭の後頭部にあるツボですが、脳を刺激するツボで、特に目の働きに関係のある視覚野に刺激を与えます。場所は後頭部にあるので見つけにくいかもしれませんが、簡単に見つける方法をご紹介します。
まずは小指と薬指で耳たぶを挟みます。そのまま手のひら全体を頭につけて、中指の指先があたるところが脳空のツボです。優しく押した時に刺激を感じればそこがツボです。
ツボの場所が分かったら、親指以外の指で頭のてっぺんあたりを支えて、親指で脳空のツボを押します。ゆっくりと息を吐きながら少し強めに押しましょう。次に息を吸いながら指の力を緩めます。これを3~5分繰り返します。
老眼対策できる「足のツボ」
足のツボは自宅にいるときに刺激するため、外では気軽にできないのが難点ではありますが、リラックスする時間を過ごすことでストレス解消にも繋がりますから、ぜひ取り入れてみてください。
まずは「光明」というツボですが、場所は膝を曲げて座った時にできる膝の裏側にできるシワと、外側のくるぶし先端を線で結んで三等分します。下から1/3のところが光明というツボです。優しく押した時に痛みを感じる場所なので、分からない場合は近い場所を探ってみてください。
そしてツボを刺激するときに用意するのが爪楊枝です。爪楊枝を10本程度輪ゴムでとめてください。緩まないようにしっかりと止めて、公明のツボを爪楊枝の先端で軽くたたいていきます。肌を傷つけないように優しくトントンと刺激してみましょう。時間にすると30秒から60秒で、肌表面が温められて赤くなってきたら終了です。一日に何度か繰り返すと老眼対策の効果が高まりますから、仕事がお休みの日や仕事が終わって夜リラックスした時間を過ごしているときに試してみてください。
この光明というツボは足にあるツボでありながら、刺激をすることで眼底の血流促進の効果があることが判明したのです。もちろん眼底だけピンポイントではなく目の周りの血流がよくなることで、目の機能すべて改善が期待されます。