どうせ年のせいなら何をやっても無駄だし諦めていると思っていませんか? 確かに老眼は年齢を重ねれば誰にでも訪れる症状のひとつですが、努力次第で老眼の症状に違いが生まれることをご存知でしょうか。
老眼の進行を少しでも送らせるための工夫を取り入れれば、老眼による日常生活の不便を感じにくくなるはずです。こちらでは老眼予防に効果的と言われている食生活についてご紹介していきます。
なぜ老眼予防に食生活の見直しが効果的なのか
老眼の症状が自覚症状として分かるようになる時期は人それぞれ違いがあるものの、誰もが必ず通る道です。老眼は30代になると症状が出たと訴える方もいれば、50代になって改めて老眼だったことに気づいたという方もいるぐらい違いがあります。
老化現象のひとつなので、自分の体が老いることにショックが隠し切れませんが、老眼は私たちの日常生活が大きく影響していると言われています。そのため老眼の自覚症状を訴える年齢に違いがあるわけです。
その中のひとつが食生活と言われています。私たちの体が健康に保たれるのは毎日必要な栄養素を食べ物からおぎなっているからです。逆を考えれば、毎日栄養の偏った食事を続けていれば病気になりやすくなります。
健康体を維持するためには栄養バランスの取れた食事を毎日継続することが大事なのです。目も同じことが言えます。目も体の一部ですから、目の働きをいつまでも若々しく元気に保つためには、目の働きをサポートする栄養が必要不可欠になります。
そこで、老眼を予防するために積極的に摂り入れたい食事をいくつかご紹介していきます。老眼が治るわけではありませんが、老眼の進行を遅らせることが出来るので、この機会に毎日の食事を見直していきましょう。食生活を改善するためのヒントにしてください。
老眼予防にどんな食事がおすすめなのか
強い抗酸化作用のあるルテインは目の働きをサポートしてくれる心強い栄養素のひとつです。このルテインは目の水晶体や網膜などに存在する成分なので、年齢を重ねるごとに不足していくため老眼が進行してしまいます。場合によっては白内障を発症する恐れもあるのでルテインを含んだ食材を使って毎日補っていきましょう。
おすすめなの食材はルテインを豊富に含んだほうれん草です。ほうれん草は野菜売り場に売っているものだけでなく、カット冷凍野菜として売っていますから調理も簡単です。ほうれん草は炒め物、おひたし、お味噌汁、サラダなどどんな料理にもピッタリです。
仕事が忙しくて料理なんて無理という場合でも、例えばお味噌汁を作って冷凍のカットほうれん草を入れたら簡単ほうれん草のお味噌汁が出来上がります。これなら忙しくて時間がなくても疲れていても毎日摂り続けることが出来るでしょう。そのほか、絹ごし豆腐に冷凍のほうれん草を適量乗せて、ラップをして電子レンジで温めて、ポン酢やめんつゆをかければ簡単副菜も作れます。
次におすすめしたい食材は鮭やエビです。アスタキサンチンという成分が含まれていて、ピント調節機能の働きをサポートしてくれます。老眼のために積極的に摂り入れたい成分のひとつです。鮭はそのままグリルで焼けば簡単ですし、ホイル焼きなら鮭とたっぷりな野菜も一緒に摂ることが出来ます。
ちなみに市販の塩鮭をグリルで焼いてほぐして煮沸消毒した瓶に入れれば、自家製鮭フレークが作れます。朝起きたときの朝食にピッタリですし、食欲がないときでもおかゆの薬味にもなります。
エビは下処理が少し面倒かもしれませんが、背ワタを取るだけ臭みがなくなりますしエビの食感が食欲をそそります。エビフライもおいしいですし、中華出しを使って中華炒めでおいしくいただくことが出来ます。休日にはエビグラタンなどいかがでしょうか。先ほどご紹介したほうれん草も一緒に入れれば、エビとほうれん草のグラタンが完成です。
ちなみにホワイトソースは電子レンジで簡単に作れます。一人分のホワイトソースを作るなら、
ホワイトソースの作り方(1人分)
①電子レンジ対応の容器に小麦粉大さじ1、バター10グラムを入れて30秒から1分加熱
②よくかき混ぜてから牛乳を50cc入れて、さらによく混ぜる
③電子レンジで30秒から1分加熱
④良くかき混ぜてからさらに牛乳を50cc足してよく混ぜる
⑤再び電子レンジで30秒から1分加熱
これでホワイトソースの完成です。小麦粉の種類や電子レンジの機能によって量や時間の調節が必要ですがとても簡単にホワイトソースが作れます。あとは好みで塩コショウを足したり、コンソメの素などをくわえて旨味を出してもOKです。
下茹でしたエビと、冷凍のカットほうれん草、あとはマカロニを入れてホワイトソースをかけて、グラタン用のチーズをのせてオーブンで焼けば完成です。ちなみにチーズの上にパン粉を適量乗せてから焼くとさらに食感が良くなります。
次にアントシアニンという成分をご紹介します。アントシアニンはポリフェノールの一種なので高い抗酸化作用があります。活性酸素は体の老化を速めると言われていますが、この活性酸素から体を守ってくれる重要な役割を果たしてくれる成分なのです。アントシアニンは網膜にある成分で、光を認識する働きをサポートしてくれます。フラボノイドの一種なので紫色や青色の色素を持つ果実や花に豊富に含まれています。
例えば、ブルーベリーですが最近はスーパーでも手軽に入手することが出来るようになりました。ヨーグルトやシリアルに入れれば料理の手間も省けますし、フレッシュなブルーベリーを摂ることが出来ます。
そのほか、紫キャベツにもアントシアニンが含まれています。野菜は熱を通すとビタミンが壊れやすくなるので、出来れば生野菜のままサラダやマリネでおいしくいただきたいところです。
そうは言っても生野菜はたくさん食べることが難しいので、温野菜ならサラダとして食べやすくなるはずです。紫キャベツをしっかり洗ってから、電子レンジ専用の容器に入れて、水分がついたまま温めます。好みの硬さになるまで温めて、あとは好みでドレッシングをかければ温野菜サラダの出来上がりです。
市販のドレッシングばかりだと飽きてしまうという場合は、オリーブオイルと塩コショウ、レモン果汁だけでもサッパリおいしくいただくことが出来ます。紫キャベツだけだと味気がないという場合はツナ、かにかま、ちくわ、ハム、コーンなど好きな食材を一緒に混ぜてみましょう。
次に紹介するのはゼアキサンチンという、こちらも高い抗酸化作用のある成分です。先ほど紹介したルテインは水晶体や網膜にあり、このゼアキサンチンは目の黄斑部に存在する成分です。そのため黄斑部分に届く青色光の有害をシャットアウトしてくれますし、活性酸素が発生しないように抗酸化作用が働き、老眼の進行を遅らせるサポート力があります。
とうもろこしやパプリカ、マンゴー、クコの実、ほうれん草などに豊富に含まれています。こちらもサラダやデザートなどで取り入れていきましょう。パプリカはピーマンの肉詰めのように火を通すことで野菜の旨味や甘みを感じられますし、とうもろこしはそのまま食べてもおいしいですが、大人から子供まで人気のとうもろこしご飯もおすすめです。
とうもろこしご飯の作り方
作り方はとても簡単で、とうもろこしを生のまま実の部分を包丁でこそげ取っていきます。
芯は捨てずに一緒に炊飯器で炊くと、芯に含まれた旨味が出ます。
2合の洗ったお米、大さじ1のお酒、塩少々、あとはとうもろこしの実と芯を一緒に入れます。水加減は少し少なめにしてください。
あとは普通に炊くだけでOKです。炊き上がったら芯を取り出してから空気を含ませるように混ぜたら完成です。