年齢を重ねてくれば誰もが悩む老眼ですが、特に不自由することはないし少し見えにくいだけだからとそのまま放置していませんか?
実は老眼を放置しておくと非常に危険であることが分かっています。どんな症状がおこるのか、どんな危険があるのかを知ることで危険を回避することが出来ます。早めの対策が必要であることが身に染みて分かることでしょう。
老眼を放置しておくとどうなるの?
老眼の症状が出てくる年齢も老眼の症状も人それぞれ違いがありますが、老眼が出たことを認めたくないという方も少なくありません。
まだ自分はそこまで年じゃないと頑なに認めようとしないことは危険であることを知っておいてください。なぜなら、老眼にならない人はこの世に存在しないからです。どんなに健康な人でも老眼になるのが老眼の最大の特徴と言えます。
老眼を放置した場合、実は何よりも老眼の進行が早まってしまうので大変なのです。
私たちの体は目だけではなく体も年々衰えていきます。これはどんなに健康志向が高い方でも同じことです。目も同様に、老化現象は誰にも止められません。その現実を認めずに無理をすると老眼の思考スピードが速まりますし、体も無理がたたって病気になりやすいなどいいことは何もないのです。
老眼に気付かないふりをしていたら眼精疲労からくる肩こりが酷くなって頭痛も起きてしまうとか、物が見えにくいことでストレスを感じていませんか? 体の不調に気づいているなら無理をせず、出来るだけ早めに老眼対策を取り入れていきましょう。
老眼の放置はどうして危険なのか
手元のものが見えにくくなることの何が危険なのかピンとこないかもしれませんが、思っている以上に危険が伴います。
例えば怪我をする確率が高くなることです。老眼になると手元が見えにくいだけでなく動体視力も衰えますし、周囲視野力も衰えるので、運動神経が全体的に低下する傾向があります。これが原因となって自動車事故や自転車事故、さらにはちょっとした段差で躓くなどの事故のリスクが非常に高くなります。
それから驚くことに認知症のリスクが高くなることも分かりました。研究結果の報告によると、先ほど話した動体視力や周囲視野力の働きが衰えることで集中力や判断力、記憶力や理解力などの働きも同時に低下するのです。
さらに白内障になることもあるので、老眼と言っても軽く見て放っておくと怪我や病気のリスクが高まります。水晶体が白く濁ったり黄色く濁る状態を白内障と言いますが、こうなると物を見るときにぼやけるだけでなく何重にも重なって見えてしまったり、ちょっとした明かりでも眩しく感じることがあります。
視力が一気に低下するため日常生活に支障をきたす怖い病気なのです。白内障は目の老化が原因と言われていますから、老眼の症状が出たら適切な対応が必要になります。老眼を放っておくと様々な病気を悪化させるリスクが高まるので注意しましょう。
老眼になったら慌てず適切な対処を
老眼は治るものではなく、適切な対処とは老眼の進行を遅らせるための方法です。もちろん、老眼を矯正するための老眼鏡は必要不可欠です。老眼を放っておくといいことは何もないどころか怪我や病気のリスクが高まりますから、自分の身を守るためにも老眼を受け入れて適切な対処を取り入れていきましょう。
対処方法その1
まずは目にこれ以上の負担をかけないことです。パソコンやスマホを必要に駆られて使う場合は、1時間ごとに休憩を入れて目を休ませてください。
眼精疲労は目の老化を速めるため、適度な休憩は必要不可欠です。また、今現在の目の状態にあった老眼鏡を用意しましょう。
例えば銀行などの窓口に置いてある老眼鏡は度数が雑に刻まれています。そのため、一瞬使う分には問題がないものの、長時間使っていると目に合わないため眼精疲労が酷くなります。老化を速めてしまうことになるので老眼鏡は自分に合ったものを作るようにしてください。
対処方法その2
それから乾燥も大敵です。私たちの肌は潤いがなくなって乾燥すると見た目が一気に老けてしまいます。これは目にも同じことが言えるのです。
眼精疲労になりにくい状況を作るためには目の潤いは大切なので、ドライアイ用や疲労を解消するビタミンを含んだ目薬などを定期的に点眼して目を保護してあげてください。
対処方法その3
それから目の健康だけでなく体全体の健康を保つことが老眼の進行スピードを抑えることが出来るので、質のいい睡眠を取り入れることや、毎日栄養バランスの取れた食事を摂ること、適度に体を動かして運動不足を解消すること、ストレスは上手に発散するなど、生活改善にも努めてみてください。
体全体が健康になっていけばおのずと目の健康も促進されるので、老眼の症状が出たことをきっかけに日常生活を見直していきましょう。体の中から健康になれば、体も目も若々しさを保つことが出来るはずです。
老眼は放っておかずに早めの対策を最後に老眼の症状は放っておかずに早めの対策が大事ということを促してまとめる。