手元のスマホや本が見えにくくなったとき老眼を疑いますが、もしかしたら疲れ目かもしれないと迷う方も少なくありません。老眼は目の働きが衰えた証拠ですから、まさか自分が老眼なんてと認めたくない方も多いのです。
そこで、簡単にできる初期症状チェックをやってみましょう。もしも老眼の疑いがあったなら、この機会に老眼の対策方法も覚えて帰ってください。目のトラブルは出来るだけ早めに解決したほうが身のためです。
簡単チェックで老眼かどうか確かめよう
本当に老眼なのか、それともただの疲れ目で一時的にピントが合わなくなっているのか、自己判断はちょっと難しいと悩んでいる方も少なくありません。ここでは老眼の初期症状として現れるものをいくつかピックアップしていきますので、当てはまるかどうか確認してください。
簡単チェックポイント!
- スマホや新聞、本などを読むときに目から話して見たほうが読みやすいと感じることが増えてきた
- 日中はとくに不便を感じることはないけれど、日が暮れて夕方になると物が見えにくく感じるようになった
- 少し照明が暗い場所など薄暗くなるところでは文字がにじんで見えて読みにくい感じがする
- 文字や物が見えないわけではないけれど、ピントが合うようになるまで時間がかかるような気がする。
- 文字や物が見えにくいわけではないものの、小さいものや小さい文字を見続けると以前に比べて目の疲れが酷くなった
- 以前に比べて原因不明の頭痛や肩こりに悩まされる日が増えてきた。
- 長距離を運転していると近くのものにピントが合いにくいと感じるようになった。
- 書類などに字を書くときに以前に比べて大きい字を書くことが増えてきた。
これらの項目は老眼の初期症状として訴える方が多い症状です。レンズ変わりになる水晶体はこの世に生まれたときからすでに老化が始まっていると言われています。はじめは少しずつ進んでいるので老眼に気づくことはありませんが、年齢が30代40代に入ってくるとこれまでと物の見え方が違ってくることで老眼に気づくようになるのです。
最近はスマホを持つ人が増えてきたことも影響して、年齢が若い世代でもスマホ老眼と言って老眼を同じような症状を訴えて眼科に駆け込む人も増えてきました。スマホ老眼は目を酷使することで目の疲れがピークに達して老眼に似た症状が出てしまうと言われています。
もしも老眼の疑いがあったらおすすめしたい対策方法
人それぞれ見え方に違いがあったとしても老眼は誰にでも起こる現象のひとつです。今はまだ大丈夫だろうと思っていても、年齢を重ねてくれは誰にでも訪れる症状のひとつが老眼です。
老眼になって初めて「もっと早く対策を取っていればよかった」と後悔する方も少なくありません。過去に戻ることは出来ませんから、気づいたときにすぐ老眼予防対策を取り入れていきましょう。出来るだけ老眼の進行を遅らせることが出来れば、これから先は快適な暮らしが送れるでしょう。
簡単にできる老眼予防対策とは
対策その1.スマホ老眼
まず最初に目の負担を軽減してください。スマホ老眼お話でもありましたが、目を酷使することで目が極限まで疲れてしまいます。このとき目の疲労を回復させるために何か取り入れていればいいのですが、特に何もしなければ疲労が蓄積されたままです。一気に老化に加速がかかります。
仕事などでパソコンやタブレットを長時間使うことは仕方のないことではありますが、仕事の途中で画面から目をそらして遠くを眺めてみたり、目薬を差したり、トイレに立つことでも画面から目を離すことが出来ます。つい時間が経つのも忘れて作業に没頭しがちですが、ピントがその場所に固まってしまうことで老眼を加速させますから、タイミングを見計らって休憩を取るようにしてください。
対策その2.老眼鏡
それから老眼の症状に気づいたら、出来るだけ早めに自分に合った老眼鏡を付けるようにしてください。世の中には老眼鏡を付けると老眼が早まるという話もありますが、それはまったくのデタラメです。逆に、老眼の症状が出ているのに眼鏡などで矯正せずにそのまま過ごしていると老眼の進行が速くなります。
100円ショップなどにも老眼鏡が売られていますが、目の状態も見え方も人それぞれ違いますし、自分の目にあった老眼鏡を付けるとまったく見え方が違います。右目にも左目にも合わせて作られるため、老眼鏡をかけたときの見え方だけでなく疲れを感じることも減りますし、疲れを感じにくくなることで老眼の進行を遅らせることが出来ます。
対策その3.生活習慣
最後に生活習慣です。老眼は血流が悪くなることで栄養が行き渡らなくなり症状が進行することが分かっています。血の巡りが悪いのは目だけでなく体全体に不調をきたしますから、生活習慣を改善して血流を促進させましょう。目の使いすぎで疲れた場合はビタミンなどが配合された目薬を差したり、ホットアイマスクなどで目の周辺を温めて血の巡りをよくしたり、血流促進のために食事を見直すこともひとつの方法です。
もしも今現在煙草を吸っているなら、禁煙することもおすすめします。喫煙は血流を悪くする作用があるので、老眼の症状が出たことをきっかけに禁煙をして、健康志向を高める努力が必要です。